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治験の3つの段階のうち、最初の段階。

健康な成人(「健常人」。通常は男性)に対して開発中の薬剤を投与し、その安全性(人体に副作用は無いか)を中心に、薬剤がヒトの体にどのように吸収され排泄されていくかといった「薬物動態」を確認(調べる)ために実施する臨床試験。

業界関係者の間では、「フェイズ・ワン」(Phase 1、Phase I)と呼ばれることが多いようです。

よく、大学生やフリーターが志願して受けているのが、この段階の試験です。

試験には、

薬剤の量を徐々に増やしていき、どれくらいの量まで安全かどうかを調べる
漸増法」による試験、

用量を固定して1週間近く毎日定期的に投与する「反復投与試験

などがあります。

また、薬剤が体内に吸収される時間や、体外に排泄までに要する時間なども調べます。

 
 

第T相試験の被験者が通常男性であるのは、まだ、人体による安全性が確認されていないからです。

女性の母体保護
(万一妊娠していた場合を想定し、胎児への薬剤の影響を防ぐ)
という目的があります。

そのため、女性向けの医薬品などを開発する場合、安全性や薬物動態を観察するための第T相試験は、「閉経後の女性」を対象に実施する場合がよくあります。

→ 治験Q&A. 第T相試験の対象が男性だけなのはなぜか?

 
 
健常人
薬物の体内動態(ADME)
薬物動態試験(PK試験)
臨床薬理試験
生物学的同等性試験
安全性
副作用
薬物有害反応(ADR)
反復投与試験
単回投与試験
漸増試験
至適用量(至適投与量)
第U相試験
第V相試験
第W相試験
製造販売後臨床試験
 
 
治験Q&A. 第T相試験で健康な成人を対象とするのはなぜか?
治験Q&A. 第T相試験の対象が男性だけなのはなぜか?
 
 
治験ナビ−第T相試験の参加者募集ページ
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