→ 用語集インデックス
戻るボタン

治験の3つの段階のうち、3番目の段階。

多数の患者に対して薬剤を投与し、第U相試験よりも詳細な情報を集め実際の治療に近い形での効果と安全性を確認(調べる)ために実施する臨床試験。

業界関係者の間では、「フェイズ・スリー」(Phase 3、Phase III)と呼ばれることが多いようです。

 
 

第U相の段階の試験では、
既に承認され使用されている他の薬と、どこが異なっていて、どこが優れているかを調べる「比較試験」を行う場合がよくあります。

比較試験において、開発中の薬と効果が比較される既存薬としては、現在一般的に広く使用されていて、薬の評価(有効性・安全性)が固まっているものが選ばれます。

この場合の比較にも「二重盲検法」が使用されます。

→ 二重盲検法(ダブルブラインド法)

→ 二重盲検比較試験(DBT)

→ ランダム化比較試験

→ 群間比較試験

→ クロスオーバー比較試験

 
 

第U相段階の試験のもう一つの目的は、
日常の治療に近い形で被験薬を投与してみて、反応状況を観察・検討することです。

そのため、様々な合併症を持つ患者が参加する試験や、治験期間が半年や1年といった長期にわたる試験「長期投与試験」(長期試験)を実施することがあります。

→ 長期投与試験

 
 

第U相試験」が、安全性・有効性や用法・用量を探索的に調べることから、「探索的臨床試験」と呼ばれるのに対して、

第V相試験」は、第U相試験で得られた結果に基づいて試験を計画・実施し、設定した被験薬の用法・用量について検証することから、「検証的臨床試験」あるいは、「実証的臨床試験」 と呼ばれています。

→ 検証的試験

→ 探索的試験

→ 第U相試験

 
 

以上の標準的な臨床試験の他に、治験によって調べなければならないことがある場合は、

→ 生物学的同等性試験

→ 継続投与試験【工事中】

→ 臨床薬理試験

などの様々な種類の試験が、第U相試験、第V相試験と並行して実施されます。

 
 
二重盲検法
(ダブルブラインド法)
二重盲検比較試験(DBT)
ランダム化比較試験
群間比較試験
クロスオーバー比較試験
長期投与試験
検証的試験
探索的試験
生物学的同等性試験
臨床薬理試験
漸増試験
至適用量(至適投与量)
第T相試験
第U相試験
第W相試験
製造販売後臨床試験
 
 
戻るボタン
→ 用語集インデックス