→ 用語集インデックス |
治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
文書による説明と同意 (文書説明と文書同意) |
Written description / Written consent |
解説(1) |
口頭同意から文書同意へ |
今では信じられないことですが、法令GCP施行前は、患者から口頭で同意を得る場合が大半でした。 しかし、「口頭による同意(口頭同意)」では、患者が知らない内に、医師が勝手に治験・臨床試験に参加させてしまったり、あとで、参加に「同意した」「同意していない」という水掛け論になる恐れがあります。 そのため、現在では、 文書同意の義務化によって、患者が知らぬ間に治験・臨床試験に参加させられていたということは、なくなりました。 |
解説(2) |
口頭説明から文書説明へ |
また、「口頭による説明(口頭説明)」だと、治験・臨床試験に参加する上でのリスクや注意点などについて、詳しくていねいに説明したとしても、あとで思い出せなかったり、理解できなかったり、あとで、「ちゃんと説明した」、「いや聞いてない」といった水掛け論になる恐れが、やはりあります。 そのため、現在では、 |
解説(3) |
同意説明文書のメリット |
治験・臨床試験に参加する際には、 「同意説明文書」のおかげで、患者が治験・臨床試験に参加する前に、治験の内容や目的をじっくり読んで理解し、また家に持ち帰って家族や知人と相談したりして、十分に検討できるようになりました。 |
「同異説明文書」は、治験・臨床試験を実施する側にとっても、非常にメリットがあります。 インフォームドコンセントを的確かつ確実かつ効率的に行うことができます。 説明漏れということもなくなります。 また、必須とされる「同異説明文書」自体の管理も、非常に確実かつ楽です。 「説明文書」「同意文書」の片方だけ紛失してしまうといった恐れもありません。 |
関連用語 |
(被験者の)リクルートメント |
口頭同意 |
文書同意 |
同意説明文書 |
インフォームドコンセント |
インフォームドコンセントへの偏見 |
役立つ業界用語:IC |
治験コーディネーター(CRC) |
治験担当医師 ┗治験分担医師 |
インフォームドアセント |
社会的に弱い立場にある者 |
被験者の自己責任 |
医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP) |
戻る/ジャンプ |
→ 用語集インデックス |