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| 治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
| 新医薬品(新薬) |
| new drug |
| 解説(1) |
| 新医薬品とは? |
既に製造または輸入の承認を得ている医薬品と、有効成分、分量、用法、用量、効能、効果、剤形等が明らかに異なる医薬品であって、厚生労働大臣によって、その製造(輸入)が承認されたもの。 ※薬事法第14条 通常は、「新薬」といいます。 |
新医薬品は、何が新しいのかによって @ 新有効成分含有医薬品 A 新投与経路医薬品 B 新用量医薬品 C 新効能医薬品 D 新剤形医薬品 E 新医療用配合剤 |
| 解説(2) |
| 再審査の義務 |
また、一度承認されたからといって、無条件で、永久に製造または輸入できる訳ではありません。 新医薬品の承認を受けた者は、 これを「再審査制度」と言います。 |
| 新薬開発のメリット |
| 新薬が「優れた新薬」である場合、 次のようなメリットがあります。 |
| 1.患者のQOLの向上 |
@ 患者の入院期間が短縮する。 A 手術の実施が最小限に抑えられる。 B 通院回数が少なくてすむ。 C 副作用が少ない。 D 注射薬を経口薬に置き換えることにより、服用が楽になる E 旧来の薬と置き換えることにより、罹病率の低下、死亡率の低下、寿命の延長につながる。 F 病気の予防に貢献し、合併症を軽減する |
| 2.医療費の削減 |
@ 患者の入院期間を短縮し、手術を最小限にし、医療費全体を削減する A 病気の予防に貢献し、合併症を軽減する B 医療サービスの利用削減 |
| 3.社会的メリット |
@ 勤労者の生産性が向上する。 → 国家経済力の向上 ● 回復により労働力として社会に復帰 ● 入院期間の短縮 ● 通院回数の減少 ★ 患者本人だけでなく、家族などの介護者も介護作業から開放される。 |
A 介護・福祉費用の削減 介護福祉施設への入所が減少する。 |
| 新薬開発で、みんなハッピー |
以上から、わかるように、画期的な新薬が開発されれば、患者だけでなく、家族、介護者のQOLが向上し、まだ、関係者たちの労働生産性が向上します。 社会的にも、国家経済力の向上、介護・福祉費の削減など、いいことづくめなのです。 |
| 関連用語 |
| ピカ新 |
| ゾロ新 |
| 剤形 |
| 配合剤(合剤) |
| リード化合物 (新薬候補化合物) |
| 医薬品 |
| 医療用医薬品 |
| 薬剤 |
| 薬物 |
| QOL(生活の質) |
| 新医薬品承認審査概要 (SBA) |
| 市販後調査(PMS) |
| 再審査制度 |
| 新医薬品再審査概要 (SBR) |
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