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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
ゾロ新 |
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解説(1) |
ゾロ新とは? |
新規の化学構造、治療効果を持つ 「ピカ新」(ファースト・イン・クラス) に対して、 既存の医薬品の有効成分の化学構造を少し変えただけの「改良型新医薬品」を 「ゾロ新」といいます。 |
解説(2) |
ゾロ新が生まれる理由 |
ある作用を持つ化合物の基本的な化学構造が分かっていれば、その構造を少し変化させることによって、比較的簡単に新医薬品の候補物質を見つけ出すことができます。 新しく有用な化学構造を、膨大な時間と人を費やして、試行錯誤して発見しなければならない「ピカ新」(ファースト・イン・クラス)に比べて、 |
「ピカ新」(ファースト・イン・クラス)ほどではないものの、既存薬に対して明確な優位性を持つ新薬を、欧米では、「ベスト・イン・クラス」(Best-In-Class)と呼びます。 したがって、「ゾロ新」とは、 |
解説(3) |
「ゾロ新」と「ゾロ」の違い |
「ゾロ新」は、あくまでも、医薬品の開発方法が改良型であることを指しているだけであり、ジェネリックメーカーが特許切れを待って開発した医薬品「ゾロ」(ジェネリック)のことではありません。 従って、ゾロ新の薬価はピカ新とジェネリックの中間に設定されます。 |
解説(4) |
「ゾロ新」だってすごい薬 |
ゾロ新はピカ新を元に(真似して)開発されていますが、元のピカ新に比べて改良されていることが多いので、現実には有用な医薬品であると言えます。 (1)ピカ新以上の作用の強さ(効き目)を持っている。 (2)ピカ新にはない効果がある。 (3)副作用がピカ新より少ない。 (4)ピカ新より服薬回数が少ない。(持続性がある) |
関連用語 |
ピカ新 |
新医薬品(新薬) |
ジェネリック |
薬価/薬価制度 |
物質特許 |
製法特許 |
関連リンク集 |
開発中の新薬 (日本製薬工業協会) |
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