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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
プロトコール違反 |
protocol violation |
解説(1) |
プロトコール違反とは? |
プロトコール(治験実施計画書)に 「治験実施計画書違反」 プロトコール(治験実施計画書)は、 |
解説(2) |
プロトコール逸脱とは? |
「プロトコール違反」と似た用語に、 「プロトコール逸脱」(protocol deviant) プロトコール(治験実施計画書)に を指します。 「プロトコール違反」と「プロトコール逸脱」は、微妙に意味が異なりますが、ほとんど区別せずに用いられています。 |
解説(3) |
プロトコール違反をすると、どうなる? |
プロトコールに違反すれば、正確に言えば、違反したことが明らかになれば、治験依頼者である製薬企業は、薬事法違反に問われます。 極端な場合は、営業停止、製造停止になります。 プロトコール違反の内容が、悪質で、故意による場合などは、厳しく処分され、当然、当該新薬候補は開発中止となります。 特に、プロトコール違反を隠蔽したこと、隠蔽しようとしたことが分かれば、大変なことになります。 また、規制当局に悪印象を持たれれば、当該企業は、以後の治験申請にも影響があります。 手抜きをして、プロトコールに違反しても、結局、いいことは何も無いので、普段から十分に注意して、遵守するのが得策なのです。 |
解説(4) |
プロトコール違反を防ぐには |
なお、監視体制の整っている製薬企業はともかく、実際に治験を実施する施設(医療機関)においては、意図的であるかどうかに関わらず、プロトコール違反が行われる可能性が非常に高い。 製薬企業は、治験実施施設に対して、プロトコールを遵守しているかを監視する担当者(正式には「モニタリング担当者」、通称「モニター」と言う)を頻繁に派遣して、常時厳しくチェックしています。 |
プロトコール違反を防ぐことは、簡単なようでいて、多忙な現場の担当医師にとっては、非常に難しいことです。 プロトコール違反を未然に防ぐよう治験担当医師を支援することも、実は、治験コーディネーター(CRC)の重要な仕事だと言えるでしょう。 |
関連リンク集 |
プロトコール |
プロトコールに記載される事項 |
遵守(治験に関する) |
モニタリング |
モニター (モニタリング担当者) |
治験コーディネーター (CRC) |
医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP) |
選択基準 |
除外基準 |
適格性の判定 |
製品プロファイル |
治験実施計画書に適合した対象集団(Per Protocol Set) |
品質管理(QC) |
品質保証(QA) |
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