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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
後向きコホート研究 (レトロスペクティブ・コホート・スタディ) |
retrospective cohort study |
解説(1) |
後向きコホート研究とは? |
「前向きコホート研究」では、対象者の曝露要因を研究者が調べるところから研究が始まります。 → 前向きコホート研究 事故によって高濃度の化学物質や放射線などにさらされた産業労働者の曝露状況を事後的に調べ、その集団の癌発生率との関連性を見る場合などに用いられる方法です。 |
「症例対照研究」(後ろ向き研究)との違いが一見すると分かりににくく、混乱する人が多いようです。 「後ろ向きコホート研究」は、いったん後ろ(過去)を研究してから、あくまでも前向きに(未来に向かって)追跡調査していくので、むしろ、「前向きコホート研究の一種」と言えます。 ですから、「後ろ向きコホート研究」という名前は本来不適切です。この名前を何とかしてほしいものです。 |
解説(2) |
前向きコホート研究、後ろ向きコホート研究、症例対照研究の違い |
いつの時点で集団を要因分類するのか、また観察・調査の方向などについて時間軸でまとめてみました。 |
関連用語 |
前向きコホート研究 (前向き研究) |
コホート研究 |
大規模介入試験 |
後ろ向き研究(レトロスペクティブ・スタディ) |
症例対照研究(ケースコントロール・スタディ) |
疫学 |
薬剤疫学 |
臨床疫学 |
疫学研究 |
疫学的調査 |
EBM(科学的根拠に基づく医療) |
バイアス |
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