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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
ケースコントロール・スタディ (症例対照研究) |
Case-control Study |
解説(1) |
ケースコントロール・スタディとは? |
疫学の研究方法(研究デザイン)の一つ。 最初に、既に疾病にかかった人を「症例(case)」として選び出します。 次に、この「症例」と性別や年齢などの要因が似た人を「対照(control)」として選びます。 そのため、「症例対照研究」とも呼ばれます。 「症例」と「対照」の双方に対して、疾病の原因と考えられる要因(例えば食生活、嗜好品など)を、 過去にさかのぼって調査し、両者で比較します。 過去にさかのぼって調査研究することから、後向き研究(retrospective study)とも呼ばれています。 |
解説(2) |
前向きコホート研究、後ろ向きコホート研究、症例対照研究の違い |
いつの時点で集団を要因分類するのか、また観察・調査の方向などについて時間軸でまとめてみました。 |
解説(3) |
症例対照研究とバイアス |
症例対照研究は、既に疾病に罹患した者を対象にするため、無作為割付臨床試験やコホート研究よりも、手間や労力が少なくて済みます。 しかし、その反面、仮説要因を過去に遡って調査するため、過大申告、過少申告となる可能性があります。 これを、「思い出しバイアス」といいます。 また、症例及び対象を選ぶ際に、結果が出やすいような人を選んでしまう可能性があります。 これを、「選択バイアス」といいます。 |
関連用語 |
後ろ向き研究(レトロスペクティブ・スタディ) |
コホート研究 |
大規模介入試験 |
前向きコホート研究 (前向き研究) |
後ろ向きコホート研究 |
疫学 |
薬剤疫学 |
臨床疫学 |
疫学研究 |
疫学的調査 |
EBM(Evidence Based Medicine) |
バイアス |
無作為化 |
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