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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
前向きコホート研究 (プロスペクティブ・コホート・スタディ) |
prospective cohort study |
解説(1) |
前向きコホート研究とは? |
最初に健康な人の生活習慣(喫煙・飲酒・食生活)などを調査し、この集団を「前向き」、つまり未来に向かって追跡調査して、後から発生する疾病を確認する研究手法。 単に、 |
前向きコホート研究には、例えば、血清コレステロール値と心筋梗塞発生との関連、喫煙と肺がん発生の関連などの調査があります。 |
前向きコホート研究は、多人数の集団(数万から数十万人)を長期間(5〜20年)にわたって追跡調査しなければならないため、多大な手間と費用がかかります。 |
解説(2) |
前向きコホート研究の手順 |
@ 多数の健康人の集団を調査 多数の健康人の集団を対象として、疾病の原因となる可能性のある要因(喫煙・飲酒・食生活・血液データなど)を調査する。 |
A 追跡調査 この集団を追跡調査して、疾病にかかった者を確認する。 |
B 疾病の発生との因果関係分析 最初に調査した要因と、その後の疾病の発生との因果関係を分析する。 |
解説(3) |
前向きコホート研究、後ろ向きコホート研究、症例対照研究の違い |
いつの時点で集団を要因分類するのか、また観察・調査の方向などについて時間軸でまとめてみました。 |
関連用語 |
後ろ向きコホート研究 |
コホート研究 |
大規模介入試験 |
後ろ向き研究 (レトロスペクティブ・スタディ) |
症例対照研究(ケースコントロール・スタディ) |
疫学 |
薬剤疫学 |
臨床疫学 |
疫学研究 |
疫学的調査 |
EBM(科学的根拠に基づく医療) |
バイアス |
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