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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
併用薬 |
concomitant drug |
解説(1) |
併用薬とは? |
相加・相乗効果や副作用の軽減、耐性防止などの目的で、他に併用投与する薬物のこと。 |
患者が1つの医療機関のみ通院している場合は、相互作用を考慮し処方されるため安全です。 jしかし、複数の医療機関で治療を受けている場合は、別の医療機関で処方されている医薬品(併用薬)との相互作用(拮抗作用や薬物有害反応)が発生する可能性があるので、注意が必要です。 |
解説(2) |
併用薬と治験・臨床試験 |
治験及び臨床試験においても、併用薬は大きな問題となります。 ※以下「臨床試験」は「治験」に含める 治験薬との相互作用(拮抗作用、相乗作用)によって、治験薬の効果が正しく測定できなくなったり、最悪、併用薬との組合せによる薬物有害反応の発現によって、当該被験者の治験への参加が中止になったりするからです。 「中止」というのは、それまでその被験者にかけたコストと時間が無駄になるので、治験実施者にとっては、絶対に避けたいところです。 |
治験実施者としては、 被験者の安全を確保するため、 被験者が服用している併用薬の種類、内容、用量等を、事前に全て、完璧に把握しておく必要があります。 そして、プロトコールに違反するような併用薬を使用している場合は、治験に参加できない、あるいは、ウォッシュアウト期間を設けた後の参加となります。 ちなみに、プロトコール違反の内訳としては、併用禁止薬の処方が非常に多いようです。 |
関連用語 |
併用療法 |
相互作用(薬物・医薬品の) |
副作用 |
薬物有害反応(ADR) |
ウォッシュアウト期間 |
使用上の注意 |
禁忌(きんき) |
薬歴 |
服薬指導 |
中止 |
上乗せ試験 |
置換え試験 |
薬物 |
医薬品 |
医療用医薬品 |
薬剤 |
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