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医師による的確な診断に基づき、患者の状態にかなった「最適の薬剤・剤形」「適切な用法・用量」が検討された上で、処方が決定され、これに基づき調剤されること。

さらに、薬剤についての説明が患者に十分理解され、正確に服用された後、その効果や副作用が評価されて、次の処方にフィードバックされる、という一連のサイクルを「医薬品の適正使用」と呼ぶ場合もあります。

要するに「医薬品を適切かつ正しく使うこと」です。

 
 

「くすり」を逆に読むと「リスク」となります。

医薬品には有効性によるベネフィット(効果、利益)が期待される反面、有害事象や副作用が発生するリスクが伴います。

良く効く薬ほど、副作用も出やすいのが一般的で、大量に投与すれするほど副作用の発生率が高まります。

だからといって、投与量が少なすぎると、効き目が減り、疾患は治りにくくなります。

つまり、最適な投与量(用量)、投与方法(用法)で、医薬品を用いることで、初めてリスクを最小化し、ベネフィット(効果、利益)を最大化することができるのです。

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