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本人の意思(意志)に関係なく
本人の利益のために
(for one's own good)、
本人に代わって意思決定をすること。

父親の子どもに対する
 保護と干渉と統制の関係
の中に認められる支配パターン

父権主義」、
父権的干渉主義」、
父親的温情主義
とも言います。

 
 

患者の最善の利益の
 決定の権利と責任
は医師側にあり、

医師は
自己の専門的判断を行なうべきであり、
患者はすべて医師に委ねればよい

という考え方。

いわば、
医師は患者の
 父親もしくは指導者であり
 患者はその子供である
というような
医師と患者間の支配関係を指します。

医療父権主義
医療パターナリズム
と呼ばれます。

医療パターナリズムは、
古くから医療の現場において
長い間実践されてきたのですが、
患者の権利」意識の高まりとともに、
否定され、無くなりつつあります。

現在では、医師と患者を対等な関係と見なすことが、一般的(常識)になりました。

しかし、昔ながらの病院や診療所では、いまだに パターナリズムが根強く残っている所もあるようです。

それにしても昔(昭和時代)は、
医者にかかった時、自分の疾患の治療法についてあれこれ質問したりすると、
「患者は黙って医師の言うことを聞いていればいい!」
とよく叱られたものでした(泣)。

 
 
患者の権利章典
インフォームドコンセント
情報の非対称性
患者中心の医療
患者アドボケート
 
 
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