→ 用語集インデックス |
治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
プリッジングスタディ |
Bridging Study |
解説(1) |
プリッジングスタディとは? |
海外の治験データと日本の治験データの橋渡しをする試験のこと。 「ブリッジング試験」とも言います。 厳密な定義は以下の通りです。 |
外国で得られた臨床データを新地域の住民集団に外挿するために、新地域で実施される臨床試験。 外国で得られた臨床データを活用しつつ、新地域における有効性、安全性及び用法・用量に関する臨床データ又は薬力学的データを得ることを目的として行われます。 ※このような試験が、薬物動態に関する付加的な情報を含むことがある。 |
解説(2) |
ICHに基づき、日本人の治験データに、海外の治験データを外挿する(代用させる)ことが認められました。 その結果、日本人の被験者数が少なくても、治験薬の効果を生物統計的に解析する上で必要な症例数を確保できるようになりました。 新規の被験者数を抑えられるため、治験の迅速化が期待できるので、製薬企業にとっても、治療薬を待ち望む患者にとっても、非常に魅力的なことです。 しかしそのためには、その治験薬に関して 「他民族の治験データに比較して、日本人の治験データがそれほど違いが見られないこと」を臨床試験によってデータとして示すこと が要求されます。 この試験が、「ブリッジングスタディ(ブリッジング試験)」なのです。 日本の製薬企業も、ブリッジングスタディを積極的に採用する動きがあります。 |
ブリッジングスタディの問題点 |
関連用語 |
外挿(がいそう) |
ブリッジングデータパッケージ |
完全な臨床データパッケージ(CCDP) |
国際共同治験 |
ドラッグ・ラグ |
治験の空洞化 |
臨床薬理試験 |
関連リンク集 |
「外国で実施された医薬品の臨床試験データの受け入れに関する通知・資料」 (1998年8月11日) 【工事中】 |
戻る/ジャンプ |
→ 用語集インデックス |