賠償・補償について受ける般的な説明
治験参加中に何らかの健康の不具合が発生した場合、
例えば、
軽い場合は、発熱、発疹、下痢、嘔吐
重い場合は、死亡、後遺症障害の残るような症状
これらの健康の不具合が、
治験に参加したことによって起こったものであると認められれば、
製薬企業または医療機関から、
それに対する治療費や入院費を負担してもらえます。
また、
死亡あるいは、重度の障害が残った場合は、
相当額の賠償金または補償金がもらえます。 |
インフォームドコンセントの際に、
このような趣旨の説明をおそらく受けることでしょう。
時には、もっと詳細な説明資料を渡されるかもしれません。
だからといって、そのような文書に慣れていない方だと、
読んでも内容が理解できない場合が多いという問題があります。
治験に参加する際に渡される同意説明文書を読むと、
楽観的な方は、
なかなかしっかり説明してくれるね。
これなら何が起きても安心じゃん!
意外としっかりした補償をしてくれるんだなぁ!
などと思いがちなのですが、
実は所々に大きな落とし穴があるのです。
被験者が一番知りたい点、
本当に重要な点については、
何も書かれていない場合が多いのです。
それでは、
現在の治験に関する賠償・補償制度の抱える問題点を
1つずつ見ていくことにしましょう。
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