→ 用語集インデックス |
治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
溶出試験 |
dissolution test |
解説(1) |
溶出試験とは? |
数種類のpHの異なる溶液の中に薬剤を入れて、基準薬(先発品)と試験薬(後発品)の溶け方を比較する試験。 薬剤の溶け方が異なれば、身体への効果の現れ方も異なってくるため、溶け方が同じであるかを調べる試験を行います。 |
解説(2) |
溶出試験が必要な理由 |
「同一成分、同一含量の医薬品でも、 ということは、医薬業界で良く知られた事実です。 |
一般に医薬品は、 また、サイズが成分が同じでも、表面のコーディング技術が異なれば、やはり薬の溶け方が変化し、効き目が変わってきます。 逆に言えば、同等の効果の薬を作るには、全く同じ成分であるだけでなく、全く同じ溶け方の薬を作る必要がある訳です。 |
後発品(ジェネリック)を当局に申請する際には、先発品と同等の作用を持つことを証明するデータが必要とされます。 溶出試験は、そのために行う試験の1つなのです。 |
溶出試験では、消化管内と似た状態(環境)の装置の中で、錠剤やカプセル剤の有効成分が溶け出す量を測り、規定時間内に溶出しない場合は、吸収率が低いと判断されます。 なお、後発品を申請する際に、他に必要な試験として、人を対象とする「生物学的同等性試験」 があります。 |
関連用語 |
ジェネリック(後発品) |
in vitro(イン・ビトロ) |
in vivo(イン・ビボ) |
生物学的同等性試験 |
製剤学 |
製剤 |
薬物 |
医薬品 |
医療用医薬品 |
薬剤 |
戻る/ジャンプ |
→ 用語集インデックス |