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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
TLO(技術移転機関) |
Technology Licensing Organization |
解説(1) |
TLO(技術移転機関)とは? |
特許性、市場性を評価した上で、大学等の研究者の研究成果・発明を譲り受けて、特許化するとともに、その研究成果を企業に移転する機関のこと。 「技術移転機関」とも呼ばれます。 積極的に企業に対して情報提供したり、市場評価等のマーケティング活動を行い、最適な企業へのライセンシング等によって、技術移転を図る機関です。 ※「ライセンシング」 |
「TLO」(技術移転機関)は、 「大学等における技術に関する研究成果の によって、誕生した組織です。 |
解説(2) |
TLOの意義、メリット |
技術移転の対価(ロイヤリティ)は研究者だけでなく、大学にも還元されることから、大学にとっての新たな研究資金源として注目されています。 |
また、これまで、大学における高度な研究も、学内に埋もれてしまって、世に出ない場合がほとんどでした。 TLOによって、大学から社会への「知の還元」、つまり、大学から産業界への技術移転が盛んに行われるようになれば、大学の独創的・画期的な研究成果から、新たなビジネスが生まれることが期待されます。 それは、ひいては、経済及び社会が活性化につながります。 |
解説(3) |
TLO法は意外と自由 |
なお、TLO法では、 そのため、TLO自体の設立及び活動は法人であれば、かなり自由に行えます。 注)TLOとして活動するには、法人格を有している必要があります。 (株式会社、有限会社、民法第34条の規定により設立された法人、学校法人その他の法人等) |
解説(4) |
承認TLO・認定TLO |
「承認TLO」および「認定TLO」とは、「大学等技術移転促進法」に基づき事業計画が承認・認定された技術移転事業者のことです。 承認や認証を受けることにより、さまざまな助成が受けられるというメリットがあります。 |
「承認TLO」 「認定TLO」 |
例えば、厚生労働省所轄の初の認定TLOであるヒューマンサイエンス振興財団は、公的な研究機関、大学での医薬品・医療機器関連の研究成果などが製薬企業等にスムーズに技術移転されるように、橋渡し、仲介役を担います。 |
なお、大学等技術移転促進法はあくまでも支援法であり、承認TLO、認定TLOでない事業者が、技術移転事業を行うことについて、何ら規制するものではありません。 |
関連用語 |
大学等技術移転促進法 |
物質特許 |
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