→ 用語集インデックス |
治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
白ラベル |
white label |
解説(1) |
白ラベルとは? |
製造販売後臨床試験専用の薬剤は、薬剤を特定されないように、市販用のラベルは貼らず、治験薬と同様にコード等最低限の情報のみ印刷された、白いラベルが貼られます。 そのため、「白ラベル」と呼ばれます。 また、白い箱に包装されることから、「白箱」と呼ばれることもあります。 この場合、治験薬と同様の厳重な管理が求められます。 つまり、白ラベル(白箱)は治験薬とほぼ同じ扱いだということです。 |
解説(2) |
用いるのは「市販薬」だが |
製造販売後臨床試験は、承認・市販後に実施されるので、通常、「市販用医薬品」として製造された薬剤、つまり「市販薬」を用いて実施します。 しかし、 試験に市販薬を使用することが、臨床試験の信頼性に対して影響を与えると想定できる場合は、治験と同様に、見た目や匂い・味などで区別できないよう、製造販売後臨床試験専用の薬剤を製造し用いる必要があります。 試験に市販薬を使用することが、臨床試験の信頼性に対して影響を与えると想定できる場合とは、 ● 市販薬の品質の均一性等に問題がある場合 例)臨床試験を実施する上で、同じ製造ロットの製品数が十分用意できず、ロット間の品質格差が予想される場合等 |
なお、臨床試験の信頼性に対して影響を与えない場合には、試験に「実際の市販薬」を使用することができます。 その場合、管理も通常の市販後の医薬品のレベルで良いので、実施施設の負担は軽減されます。 |
関連用語 |
製造販売後臨床試験 |
治験薬 |
実薬 |
薬剤 |
戻る/ジャンプ |
→ 用語集インデックス |