末期がん患者など、回復の見込みのない患者に、安らかな死を迎えさせることを目的とする介護・医療。

「終末ケア」あるいは
「終末医療」と訳されます。

「ターミナルケア」においては、

● 患者を精神面で支え、
● 死への恐怖・不安を和らげるとともに
● 残された人生を充実させる、
　　つまり、
　　人生の質（ＱＯＬ）を高めること

が重視されます。

したがって、
「ターミナルケア」においては、

医療よりもむしろ
介護の果たす役割が大きく、

● 患者や家族の精神的ケア、
● 仕事や社会活動など
　　　に関する身辺整理、
● 家族や友人関係の回復、
● 宗教や人生観等による
　　　死への恐怖心からの開放など

「全人的ケア」が中心となります。