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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
類似薬効比較方式 |
解説(1) |
類似薬効比較方式とは? |
「効能効果を基本に、化学構造、主要な薬理作用などが類似している、既に販売されている医薬品」を比較対照薬に選び、一日使用量分の価格がそれと同一になるように算定する、という価格決定方式。 新薬の薬価の決め方は、原則として、「類似薬効比較方式」を採用することになっています。 |
解説(2) |
類似薬効比較方式の問題点 |
「類似薬効比較方式」では、1日の使用量が少なくて済む有用な医薬品ならば、その単価は高く計算されます。 しかし、比較対照薬の薬価が低ければ、新薬の薬価も低くなり、比較対照薬の薬価が高ければ、新薬の薬価も高くなるという欠点があります。 既存薬に比べて明らかに高い有効性、安全性を持つ新薬の場合、開発企業としては割が合いません。 |
そこで、優れた新薬については、「補正加算」をつけることにより、開発企業を優遇することになっています。 補正加算には、「画期性加算」「有用性加算」「市場性加算」の3種類があります。 |
関連用語 |
薬価/薬価制度 |
補正加算 |
原価計算方式 |
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