→ 用語集インデックス |
治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
薬剤比率 |
abcdefghhajxxxxxx |
解説(1) |
薬剤比率とは? |
我が国の医療費に占める薬剤費の比率。 「薬剤料比率」ともいいます。 言葉の定義からすれば、本来は、 しかしなぜか、 |
解説(2) |
適正な薬剤比率とは? |
従来は30%を超え、国際的に見ても高い水準にあると言われた薬剤比率も、厚生労働省の薬剤比率低減策によって、平成14年には、21.6%にまで減少しました。 薬剤比率が21.6%というのは、既に欧米並みであり、もはや高いとはいえません。 |
※数値のマジック?ごまかし?欺瞞? つまり、実際には、それほど薬剤比率は減っておらず、調剤薬局サイドに薬剤料が移っただけに過ぎないのです。 ※厚生労働省「平成16年社会医療診療行為別調査の概況」より |
解説(3) |
不毛な議論 |
ところで、 薬剤比率は、技術の進歩によって、変動しうるからです。 そもそも、 薬剤比率の適正値が存在しない以上、薬剤比率を下げることを目指すのは本末転倒だと思われます。 既に医療費の2割近くしか占めない薬剤費よりも、残りの8割の薬剤費以外の医療費にも、もっと目を向けるべきではないでしょうか? 要は、「薬剤比率」という指標を使わずに、 「無駄」を削って「無駄」が無くなれば、 |
解説(4) |
薬剤費の削減について |
薬剤費の削減は、たとえば次のような方法によって実現できます。 @ ジェネリック(後発品)の処方推進 A 診療ガイドライン等による医療・処方の標準化 B 治療効果の無い(低い)医薬品の販売停止 |
C セルフメディケーションの推進 大衆薬(OTC)購入に対する医療費還付制度等。 医者でもらう薬のほうが効き目がずっといいので、大衆薬のほうがかえって値段が割高に感じ、つい医者に行ってしまう人も多いようです。 |
D より効果の高い大衆薬(スイッチOTC)の促進 よく効く薬が薬局で手に入るのであれば、仕事を休んでまで、わざわざ病院に行かなくても済みます。 医者に行くのを我慢して、病気が悪化することも未然に防げます。 |
E 喫煙対策 喫煙とアルコールほど、病気をもたらす「嗜好品」はありません。 特に喫煙は、呼吸器疾患、動脈硬化、癌などの原因となり、「万病のもと」と言われています。 医療費を削減したいはずなのに、一方でタバコを吸わせて病気にさせ、医療費を増やしているのは、本末転倒です。 非喫煙者には、税金還付などの税金優遇措置を与えるといった、抜本的な対策が必要です。 |
F 高齢者による時間つぶし目的の病院通いの防止 しかし、病院に行くための外出行為自体が、運動・健康増進になっているという、逆の見方もできます。 毎日手軽に通える社交・レクリエーションの場、なおかつ、健康チェック・相談もできる場があると良いのかもしれません。 |
関連用語 |
アウトカム |
薬剤経済学 (ファーマコエコノミクス) |
医療経済学 (メディカルエコノミクス) |
医薬品フォーミュラリ |
関連リンク集 |
ADL(ABCDXYZYZ) |
戻る/ジャンプ |
→ 用語集インデックス |