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治験・臨床試験 &医薬品開発用語集 |
トレーサビリティ |
traceability |
解説(1) |
トレーサビリティとは? |
食品や医薬品などの原材料の産地やその種別、加工経路、流通経路 といった、消費者(患者)に至るまでの全履歴を確認できるシステムを指します。 日本語で「追跡可能性」を意味します。 「履歴追跡」と訳される場合もあります。 特に、ヒトや生物に由来する生物由来製品は、原材料から使用に至るまでのトレーサビリティの確保が必須とされています。 |
解説(2) |
生物由来製品のトレーサビリティが重要視されるようになった経緯 |
硬膜移植によるクロイツフェルト・ヤコブ病感染や、血液製剤によるHIV感染などの薬害問題が発端となり、医薬品、医療機器等の
品質、有効性及び安全性を確保していくために、日本において、 生物由来製品市販後安全対策の強化として、生物由来製品(特に、特定生物由来製品)については、 特に食肉分野では、トレーサビリティの整備が最も進んでいます。 欧州連合(EU)では1990年代後半から導入が進み、日本でもBSE(牛海綿状脳症)の発生などで、食品の安全・安心に対する不信感が高まり、2003年6月に牛肉トレーサビリティー法が制定されました。 生産者、食肉処理場から小売りまでが対象となっています。 |
関連用語 |
生物由来製品 |
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