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ベッド数500以上を持ち、
高度の医療を提供できる病院であり、
なおかつ、
厚生労働大臣が
「特定機能病院」として認可した病院。

認可されるには、
高度の医療技術の開発やその評価、
高度医療に関する研修と
それにふさわしい人員・設備・医療機器
を持つことが条件とされています。

 
 

一般の病院や診療所を訪れる患者の90%は、コモン・ディジーズ(ごく普通の病気)
であると言われています。

これら「軽度」の患者が、高度の設備・医療機器を備える大学病院などに殺到すると、本当に重症で、高度な医療を必要とする
残り10%の患者の治療ができなくなって
しまいます。

また、病院側が莫大な投資をしてそろえた高度医療設備も、遊ばせてしまうことになり、あまりにももったいない。

これでは、本末転倒です。

高度医療が必要な患者にこそ、高度な設備・医療機器を備え、高度な人材を抱えた医療機関で治療を受けてもらうために、「紹介制」という制度が導入されました。

「紹介制」とは、
一般の病院や診療所にかかった患者のうち、より高度な医療を受けたほうが良いと医師によって診断された人のみを「特定機能病院」に紹介する、
というものです。

なお、特定機能病院としては、主に大学病院や、国立の専門センター(例えば、国立癌センター、国立循環器病センターなど)が指定されています。

医療設備、スタッフが充実しているので、当然、治験が頻繁に実際される医療機関でもあります。

 
 
病院
診療所
 
 
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