個人を特徴付ける基本的特性であり、

性別、年齢、身長、体重、人種、民族

のような、ある程度客観的に判別できる特徴分類のこと。

「デモグラフィック特性」と呼ぶこともよくあります。

被験者の「人口統計学的特性」は、疾患に対する治療効果に大きく影響するため、必ず押さえておかなければいけない被験者情報です。

治験及び臨床試験によって得られたデータを対象集団の人口統計学的特性によって分析することによって、当該薬剤に関する新たな知見が得られます。

当該薬剤にとって、より効果の高い、あるいは有害事象（薬物有害反応）の発現しやすい性・年齢・体格・人種・民族などが分かれば、治療を行う際、多いに役立ちます。

また、製薬企業にとって、上市後の販売政策にも大きな影響を与えます。