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1つの治験(臨床試験)について、被験者の獲得を複数SMOが同時に受託した場合、獲得症例数が予定数に達した時点で、製薬企業から新規症例の受け入れを打ち切られること。

製薬企業にとっては、1つの治験の症例獲得を施設ごとに複数のSMOに依頼することによって、SMO同士を互いに競わせ、早く予定数に達することができるほか、コストを削減することができる、というメリットがあります。

一方、SMOにとっては、早く症例獲得しないと、人数を投入した人件費コストを回収できず、採算割れを起こす可能性があります。

このように複数SMO方式が一般的になってくると、被験者獲得ノウハウが弱いSMOは、業績が急速に悪化していきます。

また、SMOの増加による受注単価下落、出来高払い方式への移行により、SMOを取り巻く環境は非常に厳しいものとなりつつあります。

治験施設支援機関(SMO)
 
 
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