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現在、最も多いパターンがこの場合です。

一般的に治験が行われるのは、医療スタッフ、医療設備の整った大病院です。

大規模の医療施設に入院している方の場合、主治医や治験コーディネーターから勧められることがあります。

治験参加の方法の手順についても、説明があるはずですので、勧めて来た治験スタッフに詳細を聞いて下さい。

参加する人に対しては、目を輝かせて懇切丁寧に説明してくれるはずです。

また、院内に「被験者募集」のポスターが貼ってある場合もあります。

しかし、必ずしも自分の疾患と関係ある治験とは限りません。

現在の治療に満足できず、治験に希望を託したいのであれば、治験参加の勧誘を待つのではなく、自分から主治医に治験に参加したい旨を伝えてみるのも良いでしょう。

その医療機関で治験を実施していなくても、近くの別の医療機関で実施しているかもしれません。

主治医がその疾患分野に詳しい医師であるなら、関連する治験の情報は、必ず伝わってきているはずです。

なお、もし、要領がつかめないような説明であれば、治験参加はとりやめておいた方がいいかも知れません。

説明者が悪いのか、治験自体に問題があるのかは分かりませんが、「要領がつかめない」こと自体が、あとで面倒臭い問題に発展する可能性もあります。

治験は、参加するメリット・デメリットについて十分理解・納得して参加するものです。

治験参加は義務ではなく、「患者の自由意思」で決めるものだ、ということを忘れないでください。

治験コーディネーター
(CRC)
 
 
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