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特許が切れた先発品で、
後発品がある医薬品のこと。

値段の安い後発品が出ても、完全に市場を奪われることがないのが、日本市場の特徴です。

売り上げは結構落ちるものの、欧米と違って日本の長期収載品は、そのブランドイメージだけで、しばらくは赤字にならない程度に、食いつないでいけるということです。

医療機関や医師は、いまだにブランド志向が強く、また患者もブランド志向が強いのです。後発品に対する信頼感も、まだまだ高くありません。

そのため、後発品よりもやや値段が高い長期収載品が、しばらくの間は売れ続けるので、結局、後発品による薬剤費総額の抑制が、期待ほどは進まないのです。

そこで、薬剤費抑制のために、長期収載品の薬価をいかに早く下げるかが、現在の課題となっています。

現在2年に1度行なわれている薬価改定の頻度を見直して、年に1度に増やすことによって、市場実勢価格を正確に把握して、長期収載品の薬価下落を早めたらどうか?という極論さえ出てきています。

 
 
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