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「効能効果を基本に、化学構造、主要な薬理作用などが類似している、既に販売されている医薬品」を比較対照薬に選び、一日使用量分の価格がそれと同一になるように算定する、という価格決定方式。

新薬の薬価の決め方は、原則として、「類似薬効比較方式」を採用することになっています。

 
 

「類似薬効比較方式」では、1日の使用量が少なくて済む有用な医薬品ならば、その単価は高く計算されます。

しかし、比較対照薬の薬価が低ければ、新薬の薬価も低くなり、比較対照薬の薬価が高ければ、新薬の薬価も高くなるという欠点があります。

既存薬に比べて明らかに高い有効性、安全性を持つ新薬の場合、開発企業としては割が合いません。

そこで、優れた新薬については、「補正加算」をつけることにより、開発企業を優遇することになっています。

補正加算には、「画期性加算」「有用性加算」「市場性加算」の3種類があります。

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