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たんぱく質と疾患の発現との関係についての研究を通じて画期的な薬を作り出そうというアプローチ。

ほとんどの疾患は、何らかの原因による遺伝子の異常発現に起因する、と考えられています。

現在、疾患の原因となる遺伝子の特定と、その遺伝子情報(ゲノム情報)利用した新薬や治療法の開発が行われています。

しかし、遺伝子異常の発現は、最終的に「メッセンジャーRNA」(mRNA)を通してタンパク質に翻訳されます。

→ メッセンジャーRNA

遺伝子よりもタンパク質生成の異常こそが疾患の発症に直接関与することがわかっています。

 
 

疾患の発症原因をタンパク質(プロテオーム)と関連付けて解析しようという取り組み「プロテオーム解析」が急速に進展しています。

遺伝子情報の特許化は困難ですが、タンパク質を疾患の発症原因と関連づけることができれば、特許化は容易といわれています。

米国をはじめ、欧州などの、製薬企業、バイオベンチャーが、そして国家を挙げて、 プロテオーム解析に力を入れています。

 
 

ちなみに、Proteome(プロテオーム)という単語は、Protein(プロテイン)とome(ラテン語で「全体」の意)を合成した造語です。

Genome(ゲノム)という言葉が、gene(遺伝子)とome(ラテン語で「全体」の意)を合成して作られ、ある生物がもつ遺伝情報の全体として定義されているのに対し、

Proteome(プロテオーム)は、生物の細胞や組織で発現するタンパク質全体を指す用語として用いられています。

 
 
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