アンメット・メディカル・ニーズ(Unmet Medical Needs)

未だ満たされていない医療ニーズ
未だ有効な治療方法がない医療ニーズ

を意味し、
欧米の医薬品業界で開発検討時によく使われる慣用句。

時代とともに、
社会における疾病構造(疾患の構成比)は変化し、
それに従って、
求められる医薬品の種類も変わってきています。

以前は、感染症の治療薬の需要が主流だったのが、
現在では、生活習慣病、 癌、老人病、精神障害に対する
「治療・改善・QOL向上」を目的とする医薬品の需要が
増えてきています。
また、EDや不眠症、禁煙、抜け毛、頭痛など、
直接生命に支障は無いものの、生活の満足度を向上させる
生活改善薬」の需要も増えています。

その時代の疾病構造におけるUnmet Medical Needsを
いち早くキャッチして、
それを解決(治療・改善)する薬効物質の研究に着手し、
動物実験・臨床試験を経て、新薬としての開発に成功し、
承認を受け、販売することができた製薬企業が
今後の医薬品業界をリードしていくと予想されます。

▲Top

現在考えられるUnmet Medical Needsの具体例:

・死亡率の高い疾患の死亡率を下げる
 すなわち、治癒率を大幅に向上させる薬

 例えば、癌は現在死亡率トップの難病です。
 癌の治療薬、抑制薬こそが、
 未だに医療ニーズが満たされない疾患領域、
 アンメット・メディカル・ニーズの最たるものです。

・治癒まではいかなくても改善率を大幅に向上させる薬
従来強い副作用があったのを軽減する薬
 例えば、癌細胞のみ攻撃し、
       正常な細胞を攻撃しない抗がん剤
      (副作用が少なくなれば、QOLが向上する)
患者が少ない難病で有効な治療薬が開発されていない
 例えば、
  患者数が少ないタイプの癌を適応とする抗がん剤

・疾患の治療における費用対効果を大幅に改善する薬

・AIDSの治療薬(未だに無い)
・アルツハイマー症の治療薬(治療する薬はまだ無い)
・MRSA感染症、VRE感染症の予防薬・治療薬
・完全に治る水虫薬
・頭髪がフサフサに戻る薬
・身体に負担なく健康的に痩せることができる薬
・糖尿病患者や高血圧患者でも食事制限をしなくても済む薬
・記憶力を良くする薬
・虫歯を完全防ぐ薬、虫歯を治す薬
・タバコを禁断症状無しにスパっと止められる薬
・にきびやしみ、そばかすが無くなって、肌がきれいになる薬
・バリウム飲んで身体を回転させなくても、
 体のすみずみまでチェックできる造影剤、診断薬
・肛門に指をつっこまなくても直腸を検査できる薬
・何の病気か、どこが悪いのかを自分でチェックできる薬

まるで、ドラえもんの四次元ポケットの世界ですが、
要するに、
普通の人が「こんな薬があったらいいのに」
と思うような薬、医療機器、治療法
を開発すればいいのです。

▲Top

←治験ナビ・フレームトップページ