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当局において、治験の内容、各種手続き、承認申請資料等について、審査を行う担当官。
 
 

治験が迅速に進むかどうかは、審査官の人数と質で決まります。

審査官の人数が少なければ、当然、審査スピードは遅くなり、その結果、医薬品が上市される時期が遅れ、患者の治療が遅れることになります。

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また、製薬企業も販売機会を逃すので、発売時期が遅れた分だけ、売上げを失うことになります。

日本の審査官の数は、米国に比べて10分の1程度だ。

しかし、問題は数だけではない。

新しい審査官が入ってくることにより、意見のばらつきが生まれ、統一が難しくなるということがある。

各審査官によって意思決定に差が出ないように、教育体制が必要になってくる。」

出典:日刊薬業2005/10/28
10月26日開催の北里・ハーバードシンポジウム にて、
医薬品医療機器総合機構新薬審査第3部 審査役代理

欧米との審査官人数比較(2006年現在)

国名 人数 日本の
アメリカ 約2000人 10倍
イギリス 約600人 3倍
日本 200

※厚生労働省は2007年〜2009年度までの3年間に審査官を現在の約200人から約400人に倍増し、新薬審査の迅速化を進めることを決定

 
 
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