治験終了後に
プラセボかどうか教えてもらえるか?

治験終了後なら教えてもらえるか?

治験実施前、あるいは実施中に
プラセボかどうか教えてくれない理由は、
先に「プラセボであるかどうかなぜ教えないのか?」で
説明した通りです。

では、治験終了後ならば、
自分に投与されたのが実薬なのか、プラセボなのか、
教えてくれてもいいのでは?
と思われることでしょう。

被験者として治験に協力したのだから、
それ位、教えてくれたっていいはずだ。
自分に投与されたのが何かわからないと、
寝覚めが悪い。

その気持ち、よ〜くわかります。
しかし、 重篤な副作用が出るなど、
最悪の事態が起きない限り、
治験終了後であっても、被験者に対して、
プラセボかどうかを教えてくれることはありえません。

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治験終了後に
プラセボかどうか教えてもらえるか?

治験終了後でも教えてもらえない理由

教えてくれない理由としては、いくつか考えられます。

1.プラセボにあたったことを知った被験者は、
  その製薬企業に対して悪い印象を持ち、
  周りの人にも言いふらすことが予想される。

  それによって、
  その製薬企業の企業イメージが低下し、
  製品売上等に影響する可能性がある。
  また、その製薬企業の実施する治験への参加希望者が
  減少する可能性がある。

2.プラセボにあたったことを知った被験者は、
  その治験実施医療機関に対して悪い印象を持ち、
  周りの人にも言いふらすことが予想される。

  それによって、
  その医療機関のイメージが低下し、
  通常診療の来院者数が減少する可能性がある。
  また、その医療機関で実施する治験への参加希望者が
  減少する可能性がある。

3.プラセボにあたったことを知った被験者は、
  治験自体に対して悪い印象を持ち、
  周りの人にも言いふらすことが予想される。

  それによって、
  治験自体に対するイメージが低下し、
  治験全体の参加希望者が減少する可能性がある。

4.プラセボを投与されていたことが分かると、
  プラセボ効果が無くなり、
  その後、病状が悪化する可能性がある。

本来ならば、
治験終了後であってもプラセボであるかは教えない旨
を治験参加前の同意・説明の際に
被験者に対して知らせるべきなのですが、
同意説明文書には、記載されていないことが多いのです。

意図的に記載していないのか、
知りたいと思う人がいるとは想定していないのか、
同意説明文書を作成する人が余程レベルが低いのか
は分かりませんが。。。

プラセボを投与される可能性のある治験に
参加する予定のある方は、
「治験終了後にプラセボかどうか教えてもらえるか?」
聞いてみるといいでしょう。
100%の確率で「教えられません」と言われるはずです。
そこで、
「終了後に教えてくれないのなら参加しない」
と言った場合にどう対応するかは見ものですね。

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<プラセボFAQ>
 

0.プラセボとは?
1.なぜ、プラセボを使うのか?
2.プラセボは倫理的に問題があるのでは?
3.プラセボとインフォームドコンセント
4.プラセボが用いられる場合は?
5.プラセボに当たる確率は?
6.プラセボであるかどうかなぜ教えないのか?
7.治験終了後にでプラセボかどうか教えてもらえるか?
8.プラセボに関するヘルシンキ宣言の表記

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